2024.05.23
アヤナイ・ミュージックピアノ講師の赤羽志織です。
“きっかけをもらえること”で動けることってありますよね。
それこそ、自分がそうだったのかなあ〜と最近思うのですが
コンクールに出ること自体は、親が言うし〜・・・先生が〜・・
どんなきっかけであれ、出ると決めたのは自分であっても
誰かがさあ〜と言いたい・・・
コンクールと発表会で大きく違うのは
審査されるということです。
演奏を比べられて、講評を受けるわけです。
頑張ったけど、結果が。。と言うこともあるし
あの発表会とはまた違ったピリッとした空気は
あそこでしか味わえないものですが
それが嫌な記憶だけで、終わってしまってはもったいない。
出て、どんな結果であれ、気づきがあることが何よりも大切。
そのためにはコンクール後の本人の気づき、講師のフォローは大切だなと思うのですが
中には、コンクールの存在そのものを知らないケースはよくあるなあと思います。
講師をやっていると、コンクールや練習に前向きな子が出場することが多いと思いますが
ピアノを習った段階で、そんな世界もあるのね〜〜と
保護者の方や生徒さんにも見せていく、知らせることって大事なんじゃないかなあ〜と。
その世界を知った上で、やるかやらないかは、それぞれで
もしかしたら、急に化けるきっかけになるかもしれません。
私自身も先生からコンクールの件を言われなければ出ることもなかっただろうし
もっと言えば、この職に就くまでやり続けることはなかったかもしれないなあと。
だからこそ、こんな選択肢もあるよ、こんな世界もあるよと
積極的に生徒さんには、きっかけをあげつつ見守っていきたいなあ〜と思っています。
話は変わりますが、私の中学の頃の話をします、
私は中学ソフトボール部に入っていましたが
中2の9月から〜3月くらいまで部活へ行かなくなりました。
理由は初め特になくて、あ〜なんか行きたくない。
次第にこれが行きにくい・・・に変わって
数ヶ月行かなくなり、グランドを見ると変わらずソフトボール部の仲間が練習に励んでいて
「もう、自分の居場所ないな」
自分から行かなくなったあまり、戻りたいとは口が避けても言えない。。
そんな状況を助けてくれたのが顧問でした。
担任の嘘の呼び出しにまんまと騙されて教室にいくと
そこに立っていたのは部活の顧問だったのです。
「志織、もう一回部活に来てみないか?」
このきっかけで部活に参加することができました。
本当はどこかでそのきっかけを待ってたけど
どう、自分で作ればいいかわからなかった
こんな時に気づいて軽く背中を押せるような
そんな講師でありたいな。
と昔を思い出しながら思ったのでした 完