2024.09.21
アヤナイ・ミュージックピアノ講師の赤羽志織です。
悔しい!!
この気持ちって、いつから湧くようになるのか?
私は小さい時から負けず嫌いだった記憶はあるけど
よく考えれば、どうしてだろう?
今思えば、自分に自信があって
上手くいかない時に「私はこんなもんじゃないぞ!」と
周りに分かってもらいたいが為に頑張る
そういう時もあったような・・・
要するにできると思われたかった
できないと思われることがすごーーーく嫌。悔しい。
できないものは、できないんだけどね。。
近年、否定をしない、認める子育て、教育法が謳われることがあって
学校でも悔しい経験が少ないのではと思う。
あるコンクールでは
1位だと分かってしまうような賞の名前にしないと決めてあるものも。
最高点だった子がもらえる〇〇賞みたいな・・・?
それって結局1位って分かるのでは・・?と思ってしまうんだけど・・
そうやっていくうちに
どこを目指すのか分からなくなってしまいそう。
そんな中でほっこりする出来事。
他の教室でレッスンしている生徒ちゃんのお話。
年中のHちゃんはピアノを初めてまだ3ヶ月ほど。
今度行われる弾き合い会に参加の予定。
「最後の音は綺麗に手を離そうね^^」
「あっ!!!お家で練習してきたのに綺麗に離すの忘れちゃったよ〜!!」
弾き合い会の為に練習をして、準備万端の様子だったHちゃん。
日曜日にみんなの前で弾くから
次のレッスンの子の前でも弾いてみよう!
いざ、お辞儀・・・・・すると
「うええええええーーん;;」
ドキドキでいっぱいになって涙が溢れ出す・・・
「じゃ、また今度弾こうね^^」
そう言ってレッスンを終えた。
約1時間後
「悔しいから、もう一回弾きにいくと言っているので行っても良いですか?」
とお母様から連絡が。
少しするとHちゃんがやってきて。
お母様が「車の中で、弾きたかった〜と大泣きで・・・すみません・・」
「ようこそ〜!!」
よし弾いてみよ!!!
いざピアノに座ると
「え〜ん。うううう。。。わああんん;;」と
声を出して泣きながら最後まで弾けました。
見ているこっちまで、うるうるしてしまうくらい
自分と必死に戦っていた。
こうやって強くなっていくんだな。
というか、Hちゃんは今日だけでものすごーく
強くなれたんじゃないかな。
そして、お母様がHちゃんの気持ちを汲み取って
教室に連絡をくれたことも、本当にありがたい。
お母様からも
最後まで弾けてよかったと満足そうでした。と連絡をもらいました。
この成功体験が、他の場所でもきっと活かされるだろうな。
心がほっこりした日。