2024.11.20
アヤナイ・ミュージックピアノ講師の赤羽志織です。
先日、こちらのコンサートへお邪魔しました。
郡山出身の演奏家、大内さんと、声楽家の東條さん、バイオリンの加藤さんによる演奏会でした。
音に学ぶと書いて、音学というコンセプトの通り
演奏のみではなく、曲の解説を交えての演奏会。
あのクラシックの張り詰めたような空気よりは
子供達でも堅苦しくなく、和やかで温かい雰囲気。
大内さんは、ルネサンスやバロック時代を日頃から研究しており
前半はバッハなどバロックの音楽家のプログラムでした。
そこで面白かったのが、声楽の東條さんとの演奏による、コーヒーカンタータ。
バッハはコーヒーが好物だったんだとか。
当時の喫茶店は女性禁止とされ、「女性はコーヒーを飲むべきではない」とされていたのです。
その中で反発した女性。このコーヒーカンカータは娘のコーヒー好きをなんとか止めさせようとする古風な父親の奮闘ぶりが詠われたコミカルなやり取りの内容です。
雰囲気はこんな感じ⇩
実際ステージに、当時使われていたような、サイドテーブルやコーヒーセットが置かれ
「こんな感じだったんだろうな〜」と想像をしながら聴くのがまた面白い。
オペラでも活動している東條さん、ステージが一気にオペラのような舞台に変わりました。
後半は動物に関するプログラム。
ねこ、ライオン、かっこう、ツバメ、ひばり、、、、、などなど
12曲ほどの動物に纏わる曲。
その中でも印象的だったのが
ひばり。
バイオリンの音がまるで、ひばりが鳴いているよう!!!!
大内さんが曲が始まる前に
「これから演奏する曲は、ところどころでひばりのような鳴き声が聴こえてきます。
ひばりに聴こえたらぜひとも、拍手を!」
それから、演奏が始まり
会場は、「ひばりだ!」と思うたびに拍手に包まれて
私もいつくる!?と構えながら聴いて思わず拍手!!
いつも飽きてしまう、私の娘も動物クイズや解説に
「へえ〜」と反応しながら観ていました。
音学っていいな!!もっとみんなに聴いてもらいたいなあ〜と感じた
素敵な演奏会でした。
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