2025.10.12
アヤナイ・ミュージックピアノ講師の赤羽志織です。
中学校では、もうすぐ校内合唱コンクールが行われます。
私の生徒さんも数名伴奏となりました。
毎年やってくるこの時期。
みんなピリピリしながらも、やりがいを感じている様子。
普段ピアノを弾く姿を見せない子達の
活躍の場でクラスの子や先生から声をかけてもらえて。
ギャップアピール大成功!!!
伴奏あるある!とにかく普段より練習する!!
練習するのも、イヤイヤではなくて
やらなきゃ!!と集中力も倍増。
全く練習しないピアノ男子も合唱コンクールのこの時期は
さすがに責任を感じて、やっているんですね〜。
伴奏でたった数ヶ月でも、譜読み力指さばきが一段と上がる気がします。
それはここまで続けてきた根性と、基礎、そして気持ち。
練習しないのに引き受けるのか!?と思いながらも
ここぞとなればやることを知っているのでそのパワーを見守り中。
「昨年より上手くなったねって言われた」と
嬉しい気持ちを隠しながらクールに教えてくれました。
昨年はレッスンで手取り足取りやった生徒さんも
今回は、自分でがんば!!とほぼ自分で仕上げてきて
やってもらえないと思うと割とやれちゃうのか!?と新たな発見があったり。
そんな中、アヤナイの生徒さんのお兄さんが伴奏で単発の1レッスンに来てくれました^^
なんと、このお兄ちゃん楽譜が読めない!!!ピアノ教室に通ったことがないと。
ただ、普段から
「お兄が耳コピで弾いてる〜」とMちゃんから聞いていました。
初レッスン時は、耳で取るので時間がかかり、あっという間の30分。
伴奏曲も合唱曲の中でも特に難しい「証」という曲。
これは間に合うのか・・・?
正直、想像がつかない状態でした。
数ヶ月後もう一度レッスンに来ると
難所を完璧に弾きこなす兄!!!
「え。。。。嘘!!!???」
本当びっくり。
「すご!!!!!どうやってるの??!!!!」
気持ちだけでは、どうにもならない
いや、気持ちがあればどうにかなる!??
明らかに矛盾した、この言葉がなんかピッタリ。
経験があっても、技術があっても
そこに気持ちがなければ活かせない
まさに、そこに打ち勝つ程の覚悟と気持ちが彼にはあったのだと思いました。
ただ、そうできたのは普段からピアノに触れていたからこそ。
ピアノが好きで時間があれば耳コピして、ずっと弾いてるとお母様からも聞いたことがあって。
でも・・・伴奏立候補をするところから凄い勇気。
途中で気持ちが折れることなく、あそこまで持っていったこと
まだピアノに触れたことない人にとっても希望の星だなと思った、レッスンでした。
文化祭は来週^^
さらにどんな仕上がりになっているのか、楽しみです^^