アヤナイミュージックの東の窓から
ニセアカシアが見える話を綴っていたら
やなせたかしの「さびしいカシの木」を
思い出しました。
さびしいカシの木
やなせたかし
山の上のいっぽんの
さびしいさびしいカシの木が
とおくの国へいきたいと
空ゆく雲にたのんだが
雲は流れてきえてしまった
山の上のいっぽんの
さびしいさびしいカシの木が
私といっしょにくらしてと
やさしい風にたのんだが
風はどこかへきえてしまった
山の上のいっぽんの
さびしいさびしいカシの木は
今ではとても年をとり
ほほえみながら立っている
さびしいことになれてしまった
やなせたかしの「手のひらを太陽に」も
「アンパンマンのマーチ」も泣ける。
もっと泣けるのは、歌ではないけれど
絵本「チリンの鈴」。
ぜひ読んでほしいです。
No.44