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カラーを活かすコラム

学びの本質とは、なんだろう。

中学校から英語を勉強し、大学も英文学科にいきましたが
少しも英語ができるようになった感覚がありません。

 

確かに、書かれた英語は読めるし、意味もなんとなくわかりますが
それで英語ができるかと言われると、そんなことはなく。

 

英語を話すには、どんな内容について話しをして
聞いたことをどう受け止めて理解して
その繰り返しで、コミュニケーションが成り立っていかなければ
「英語が話せる、できる」ことにならないのだと思うのです。

 

ピアノも同じで、ずっとやってきて
楽譜は読めるし、練習すれば、曲自体は弾けるようになりますが
それでピアノができるというのは、なにか違うような気がしています。

 

同じ曲でも、さらっと聞き流してしまう演奏と
ぐっと惹きこまれて聞き入ってしまう演奏があります。
なにかが伝わってくる演奏。
それがあって初めて「ピアノが弾ける」ということなのだと
最近特に思います。

 

学びの本質は、なんだろうと思います。
技術を学び、その先を知ることなのか
本質を知るための過程が技術なのか。

No.28