個人経営のピアノ教室は、他のピアノ教室とは
あまりつながりがないようなイメージがありますが
実際はどうなんでしょう。
地域が同じだと、競合になるわけだから
いっしょになにかするっていうのは難しいのかしら。
どんな業種も同じだと思うのですが
根底にある社会的意義で、目指すところはいっしょなのだから
みんなが協力したら、大きな動きができると思うのだけれど。
人ってなにか所属を決めたがり
所属の範囲を限定するものなのだなぁと感じていて。
でも所属があることで動きやすくなるということも確かにあって。
ときどき思うのは
所属と人の能力は、大きく関係していて
所属によって、人の能力が活かされもし
殺されもするということ。
自分を振り返ってみても
今、所属している会社や団体に入っていなければ
やっていることも出会う人も違っていただろうし
全く別の人生になっていたでしょう。
この環境は決して自分で作ったわけじゃない。
そのときどきで選択の意思は働いたかもしれないけど
決して自分が切り開いて今の場所にたどりついたわけじゃない。
だれかが導いてくれて
だれかが後押ししてくれて
だれかが寄り添ってくれた。
自分はとても恵まれていると思うのです。
ここに所属したら、どんな人でも
能力が発揮できるような組織体にできたらいい。
または、所属を超えて
最大公約数でだれもが能力を発揮できるような
仕組みがあったらいい。
いろんなことに制限があるのは
楽だけど、つまらなくもあります。
No.91