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カラーを活かすコラム

身体全体への気づきと調和のとれた動きこそ

スポ根なみに練習を重ねればできるようになるはず、という呪縛と
上達する歩みののろさを自覚しているがため
発表会前などはできるだけ時間をつくって
ピアノに向かっていましたが
体のどこかしらに痛みがでていた、ここ数年。

 

最初は、腕が痛くなって、いわゆる腱鞘炎に近い感じに。
ピアノの先生には「ダツリョク!」を繰り返し唱えられ
ダツリョクしたらひけない、
ダツリョクってなあに、の迷路にハマり

 

それがよくなったと思ったら、次は、肩首がやたら痛く
ケンコウコツが動いていないと言われてからは
毎晩、ぐりぐりいわせながら
ケンコウコツはがしのストレッチをし

 

そして、昨年は右の腰が痛くなったため
イスの位置を近くして、ペダルの踏み方を工夫して
車のアクセル全開に踏み込むみたいにしていたのを止め

 

なんと、今年はどこも痛くならなかったのです。

 

少しは、演奏の動きがよくなったのかと思ったり。

まぁ、練習量が少なかったというのもありますが。

 

「ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと」
トーマス・マーク/ロバータ・ゲイリー 著

 

「身体全体への気づきと調和のとれた動きこそが
ピアノの演奏の質と安定性に影響を及ぼしている
ーーというよりも、実際に決定づけている」

No.83