2022年8月24日、稲盛和夫さんが亡くなりました。
企業家ならだれでも知っている稲盛さん。
わたしも例にもれず、多くの言葉に励まされてきました。
「私は、才能というものは、集団を幸福へ導くため、天が人間の世界に一定の割合で与えてくれた資質だと思っています。
そのため、たまたま才能を授かった者は、それを世のため、社会のため、集団のために使うべきであって、自分のために使ってはならないと考えています。」
ピアノ教室に関わろうと思ったのも、彼のこんな言葉に出会っていたからかもしれません。
音楽の才能のある人は、その力をもっと社会のために使うことができないのか。
なんらかの制限のために、その機会を奪われたり、あきらめたりすることは、社会にとってとても残念なことなんじゃないか、と。
たったひとりではできないことも、仲間が集まることで、でき得ていくことがある。
その環境さえ整えば、奇跡のようなことも起こせる。
稲盛和夫さんの思想のほんの一部でも、なにか実現できるように動いていきたいと思っているのです。
No.93