Blog.

ブログ

2024.02.13

一生の宝物、今できること

アヤナイ・ミュージック本宮教室

ピアノ講師の赤羽志織です。

 

 

 

能登半島地震から約1ヶ月と少し。

福島の人間としては、地震と聞くとやはり東日本大震災

そして、原発事故が頭をよぎります。

 

 

 

復興といってもうすぐ13年になろうとしても、まだまだ何も進んでいない場所だってあるわけです。

こんな時だからこそ、力を合わせてできることから皆さん一歩一歩進んでいます。

 

 

 

先日このような記事を見つけました。⇩

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/ntv_news24/nation/ntv_news24-2024021308266189

 

 

この方は、地震の被害がもっともひどかったと言われる輪島市に在住の女性。

 

 

自宅で約60年間ピアノ教室を営んでいた、元ピアノの先生です。

地震の影響で一部の音が出なくなってしまったピアノ。

 

 

 

今回このピアノの処分を決めました。

そして、このピアノは自分で初めて買った大切な宝物でした。

 

 

 

 

 

ピアノの処分を決めるのは

相当辛い選択だろうなと思います。

 

 

上手く弾けない怒りも、弾ける嬉しさも

全ての想いを吸収して、音として届けてくれていたピアノ。

 

 

 

私も、東日本大震災の時に

真っ先に守ったのがピアノでした。

 

 

泣きながらピアノにすがりついていたのを覚えています。

 

 

 

一方では、処分を決断された先生がいるとのこと。辛いですよね。。

 

 

 

そんな中で復興を願うピアニストが。

 

 

 

この方は、ピアニストの西村広文さん。

実家が石川県で、帰省中に被災してしまいました。

 

 

私が西村さん知っていたのは

キングコングの西野亮廣さんが作詞作曲した夢幻鉄道のピアノを担当していたからです。

この曲知ってるの私と綾香先生くらいでしょう・・・😂

 

西野さんは夢幻鉄道の曲についてXでこのように投稿しています

 

僕はずいぶん前に大切な友人と大切なスタッフを事故で亡くしているのですが、彼らは今でも僕の夢の中にチョコチョコ出てきます。 相手は他界した当時の年齢で止まっていて、夢に出てくる度に僕らの歳の差はひらくばかり。   なのに夢の中では、歳の差には全然気がつかなくて(43歳のオジサンと高校生なのに)、僕らは当時の関係のまま、とりとめもない話をしています。 そんな夜(明け方?)のやりとりを描いたのが『夢幻鉄道』という物語で、これは最終的に絵本にする予定です。 (西野亮廣さんXより)

 

 

 

この絵本のために作られた曲を相方の梶原さんが歌ったんですよね〜。

西野さんが悪ノリで作ったバンドザウルスの格好で顔は見えてないのですが。。。

ピアノの人の指さばきが綺麗だなあ〜と聴いていました。そして、誰なんだろうと調べたら西村さんが出てきたのです。

 

キングコングを追ってきた私としてはこの夢幻鉄道で大号泣。

この見た目に捉われず、いい曲なのでぜひ聴いてみてください!

 

 

被災した西村さんも今できることを必死に動いています。

そして、この状況だからこそ、届けられる魂からの演奏は

心打たれるものがありますよね。

 

 

どんな状況でもやっぱりピアノがそばにあって

ピアノが私を私らしくしてくれる存在であって、

この先も弾き続けるんだろうと思います。

 

私ができることも、ピアノを続けること

生徒の皆さんに還元すること。

この環境に感謝して、私ができることを精一杯やろうと!

感じさせられました。

 

 

 

梶原さん生歌Ver

ハローウィンイベントで生歌で披露した時は

感極まって梶原さんが号泣。私も。多分綾香先生も。