ショパンの手は美しかった。
音楽の印象もあってか、そう言われているそうです。
ショパンの左手、実寸大の模型がワルシャワのショパン記念館に残されていて
さらにはネットで「ショパンの左手」と検索すると
ブロンズ像も販売されていたりします。
ピアノを弾く人の手を近くでマジマジと見る機会があるとすれば
唯一、レッスンで距離がとても近い先生の手。
じっと見ちゃいます。
わたしの先生は、子どものころに習っていた先生も今の先生も
ふわっとやわらかそうな手、そして、温かい。
温かいからやさしいきれいな演奏になるのか
やさしくてきれいな演奏だから温かい手になるのか。
演奏と体温って、なんらかの関係があるのかと
自分の冷たい手が奏でる無機質な音を聞いて思ったりします。
No.40