2024.04.23
アヤナイ・ミュージック本宮教室
ピアノ講師の赤羽志織です。
アヤナイ・ミュージックの講師陣によるラジオ
『モットあなたのクラシック♫』
毎週金曜日 10:30〜11:00
再放送土曜日18:00〜18:30
講師3人でピアノのレッスンに関することやクラシックの魅力をお届けしております!!
ぜひお聴きください^^
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今回は、弘和先生が大好き!メンデルスゾーンです。
メンデルスゾーンといえば今までも何度か取り上げていますが
誰もが知っている、有名な曲といえばこれかな?
小さい頃から何となく聴いたことあるこの曲。
メンデルスゾーンだったの!!!!と
ビックリした記憶が・・・
今回のラジオでは
バロック時代の代表的な作曲家ヨハン・セバスティアン・バッハと
ロマン派前期に活躍していたメンデルスゾーンのプレリュード(前奏曲)を聴き比べて解説しています。
バロック時代といえば、今のようなピアノではなくオルガンやチェンバロで演奏されていました。そして、この頃の音楽は教会や宮廷などで流れるもの。
バッハの生まれた年が1685年。
メンデルスゾーンは1809年生まれ。
数字で見ると、時が流れてるか目で見てわかりますね。
まずは、平均律クラヴィーア曲集第1巻 第10番 ホ短調 プレリュード
お聴きください。
淡々と厳かな雰囲気。
これがピアノの音ではなくチェンバロだったんですよね〜。
さて、次はメンデルスゾーン作曲
6つの前奏曲とフーガ 第1番 ホ短調 作品35-1 プレリュード
メンデルスゾーンは前期ロマン派。
それまでは宮廷に仕えた音楽家たちが仕事として作曲することが基本だった作曲家たちですが、ロマン派では独立して活動する作曲家も増え、古典派などの名残がありつつ自由度の増した音楽になっています。
曲にタイトルをつける「表題音楽」が発展したり、詩などの文学からインスピレーションを得て作曲されるようにもなったのもこの前期ロマン派の時代と言われています。
全く違う時代を生きた作曲家たち。
それぞれの良さがありますね〜。
正直、中高生の頃は、バロック時代の淡々とした感じが
つまらないなあ〜と感じていたのですが
年々それが味に思えて好きになってきました。
また、曲が同じでも、自分の年齢だったり、環境だったりその変化によって
受け取り方が変わることもありますね。
一回弾いた曲を数年後に弾いてみるとまた違う景色が見えたり。
逆に、昔に戻れたような気持ちになれたり。
音楽ってそういうところが面白いなあと思います。
ぜひ、56回ラジオお聴きください!!